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2018/12/16 17:50
ただいま改装しています。ご不便おかけいたします。
2018/12/19 20:55

10歳の師走

 

クリスマスを目前にしたこの時期、冬休みももうすぐ、年賀状の準備もして、

私が10歳の時のこの時期、一緒に住んでいた祖母が突然亡くなりました。

祖母はその日微熱気味だったので、ふらついてしまったのでしょう。

トイレで転んでしまったのでした。

ちょうど父も母も家にいた日曜日の出来事です。

すぐに助け出され、布団に横になってもらいました。

とても心配で、おばあちゃんの傍にずっといました。

みるみる様子がおかしくなっていき、救急車で病院に運ばれました。

このまま入院になるかもしれないと、母は急いでとりあえずの入院支度をして、

私と妹を連れて、タクシーで病院に駆けつけました。

 

おばあちゃんは、人工呼吸器で息をしていました。

初めて見る人の生死の狭間に、ふっと思い出したおばあちゃんの言葉。

「朝目覚めると、ああ、今日も生きてた、よかったって思うんやで」

そんな悲しいこと言わんといてって、半ば怒って言い返してたんだっけ。

 

足腰は弱かったけれど、病気もなく、

昨日だって電車に乗ってお弟子さんのお稽古つけに出かけてた。

元気だったのに、こんなに人間ってあっさり死んじゃうの?

すごく涙がこみあげてきて、だけど、そんな姿は見せてはいけないって思って、

勝手に近くのベッドに潜り込んだ。

死なないで死なないで死なないでって、一生懸命祈った。

先生のお話が聞こえてきた。のういっけつ、なんだって。

頭を打ち、植物状態です。人工呼吸器によって呼吸しているだけです。

人工呼吸器を外しますか?

 

生き返るかもしれへんやん!外したらあかん!

明日になったら、起きるかもしれんやん!

 

外してくださいって、震えた声で父が言いました。

そのまま私はベッドの中で、寝たフリをして、人生の中で一番泣きました。

寝たフリ、きっとバレてたんだろうけど、

人工呼吸器を外して40分後、心臓の鼓動が停止しました。

 

 

今日、病院から退院してきました。

入院した日から、お向かいの部屋から聞こえるアラームが芳しくなく・・

私のいた部屋にはトイレが完備されていたのですが、

ちょっとでも歩いておこうと思い、いちいち廊下へ出て

トイレまで出かけてたんですね。

今朝、部屋を出ると「お母さん?お母さん?」と叫び続ける男性の声と、

火がついたように泣きじゃくる男の子の声が聞こえました。

お迎えがきてしまったのだと思います。

 

もうすぐクリスマス。もうすぐ冬休み。

少年も、この時期が来ると思い出すのかな。

 

今日の朝の検温では、37.2度。

こけないように気をつけて帰りました。

 


 

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