先日から鈴木6巻の自己練習に入りました。

1発目「ラ・フォリア」という曲があります。
変奏曲の作りになっていますね。

重音が出てきておりますが、この重音は今までのとは質が違う!

じゃんけんをする時に、クロス&ひねった両手を覗き込み、自分の出す手(グー、チョキ、パー)を考える人がいますが、
両手をクロスして組み、そのままひねる。
そして「この指動かしてみて」って言われてるような、
そんな気分になった重音でありました。
↑分かります?(^^;

細かい駆け上がり(下がり)スケールに、内声が動く重音、当たり前のようにそこにいるフラジオレット。
うーん、バイオリンっぽい。
しかし、なんかねちっこいような熱苦しいような、そんな印象を受けました。

コレルリという作曲家の作品なのですが、生まれは1653年。
バッハよりも古い人なのです。
現代の人が想像するその時代(バロック)のスタンダードメジャーな音を思うと、かなりねちっこい部類なのではないでしょうか。w
や、私が勝手にそう感じただけなので、よそで「ねちっこいですよねぇ!」って言わないでくださいね。(^^;

「ラ・フォリア」=La folia。
この「folia」が、ねちっこく感じた鍵だったようです。


ちと調べてみた所、

foliaは15世紀末、ポルトガルかスペインが起源の舞曲だそうな。
その後17世紀に大流行。狂気・錯乱・常軌を逸したといった意味があるそうです。
イマドキの言葉で言うならアッパーな、ってとこでしょうか。w

大流行ということで、他にも多くのfoliaが、多くの作曲家によって残されたそうですが、群を抜いて有名になってしまったのが、コレルリの作品のようですね。

foliaは浸透するにつれ、少しずつスタイルを変えながら、
やがて低音部進行+和声進行が定型化され、変奏曲形式で演奏することが広まった模様。

砕いて書くと、ベースライン+コード進行の型があり、そこにメロディーを乗っけて・・という感じでしょうか。
一見、薄っぺらくクラシックぽくない作りな風にも見えますが、
作曲者は、メロディーのセンス、変奏のセンス、そしてアレンジのセンスを競ったに違いない。w
今これをやったら、著作権云々で訴えられそうですね!

私が今子供だったら、やはりここもスルーしていた所だったと思います。
ラ・フォリアの“ラ”は、「ラ・セーヌの星」の“ラ”かな、とか位は思ったかもしれませんが。

というわけで、ラ・フォリアは黒いチューリップを思い浮かべて、違う、
静と動のあるアッパー系荒々しい舞曲を妄想しながら練習する事にします。